歯科衛生士さんへのインタビューを行いました③
本日は、様々な働き方をされている歯科衛生士さんへのインタビュー企画の第3弾の動画をご紹介します!
インタビューにご協力いただいた歯科衛生士の松本さんは吉田学園医療歯科専門学校の歯科衛生士科にて副学科長をつとめております。
歯科衛生士を目指すきっかけや歯科衛生士を目指す学生へのメッセージ等、色々なお話をお伺いすることができました。
ぜひ、動画全編をご確認ください!
Q医療に関するいろいろな職種がある中で、歯科衛生士を選んだ理由は何ですか?
◆松本さん
元々なりたい職業というのは、高校生の時は救急救命士をとってレスキュー隊で働くということを考えていました。ただ、面白そうだなという理由で歯科衛生士学科を選択しましたが、学生時代に関してはやっぱり消防に行きたいなっていう思いもいろいろあって悩んでいた時期もありました。しかし臨床実習で、北海道大学の方に実習に行った時にいろいろな知識と、臨床というのが初めて結びついて、すごい面白いし楽しいし働きたいなっていう気持ちになったことが一番のきっかけです。
Q全国的に人数の少ない男性歯科衛生士を目指すことに不安を感じたことはありましたか?
◆松本さん
不安に関しては学生時代は全然感じなかったです。
学校の先生方がいろんな不安を解消するように働いてくれたっていうのと、今、自分が教員という立場になって初めて先生方がどんな苦労してたのかなっていうのがすごい分かったっていうような形で、本当に学生時代は何不自由することなく学生生活は男性女性関係なく過ごせてたのかなと思ってます。
Q学生生活で楽しかった思い出は具体的に何かありますか?
◆松本さん
何でも楽しかった時期ではありましたが、イベントごとが沢山あった学校でしたので、その印象が残っています。一番印象に残っているのは臨床実習です。自分が将来働くという覚悟を決められたのが、臨床実習になりますし、普段のバイトとかだといろんな人と関わったときになかなかありがとうとかそういう言葉って言ってもらえることが少なかったのですが臨床実習に行った時にちょっと関わった患者さんとかでもすぐありがとねとかそういう言葉を投げてくださって、嬉しかったことと、あとは自分の知識でわからないことがリアルに分かった時の嬉しさがあったので、学生生活では臨床実習が結構インパクトに残って楽しかったですね。
Q就職活動で大変だったことや苦労したことなどはありましたか?
◆松本さん
僕の場合は北海道だったというのと、また、全国的に男性歯科衛生士は少ない状況だったので、札幌ではなかなか求人票で男女って書いてあるところに男に丸ついているというのは少なかったのかなと思います。
しかし反対に興味を持ってくださる先生もいて自分の会社に見学に来ないかとか、そういうふうに誘ってくださる先生も沢山いましたのですぐに就職が決まりました。
実はクラスでは一番最初に就職先が決まったんです。当時の先生方は男だから難しいっていう場面も考えてたのかなと思いますが、意外とそこは理解してくださる歯科医院があると、うまく就職も進んでいくのかなと思います。
男性の歯科衛生士に対して理解してくださる先生の元で働ければ全然苦労なくずっと過ごしていけるかなと思っています。
Q男性歯科衛生士として仕事をしてみて、男性だから良かったエピソードはありますか?
◆松本さん
良くも悪くも目立ってしまうため名前とかを覚えてもらえるのは多くの場面であるかなと思います。何か勉強会行ったりとかそういう同業者の中に入ってもやはり覚えてもらえるというのは多かったのかなと思います。
患者さんに関しては、初対面で歯科衛生士の松本ですって挨拶した時に、あ、珍しいねとか男もいるんだっていう反応してくださる患者さんが多かったので、それをきっかけに会話をしたり、自分のことを知ってもらうことによって、患者さんの情報を聞き出すなど患者さんと仲良くなりやすいことが男性でよかったなって思える点ですね。